代表挨拶
当社は、元松下電器産業のメンバーを中心に設立された小さな会社です。従いまして、経営に関する考え方、理念は自然と旧松下電器産業の創始者である松下幸之助さんを踏襲しております。むしろ、「青は藍より出でで藍より青し」となるべく、その教えを忠実に守ろうと考えております。
ではなぜ、藍より出ようと思ったのか、それをお話ししたいと思います。
今、日本の電機メーカーは非常に苦しい立場に追いやられております。垂直統合型経営では、Apple社の後塵を拝し、ものづくりでは安い海外メーカーの価格圧力に押されています。そして頼みの日本の技術も、90年に始まったパソコンのwintel(Windows-Intel)のリファレンスビジネスモデルの影響が、今やテレビやスマホ等、ほとんどすべての機器を飲み込んでしまい、その優位性がますます薄れて来てしまっています。
しかし、私はそれを招き入れてしまった原因に思いを馳せます。なぜ、そうなったのか?世界を席巻した日本のエレクトロニクスメーカーは、本当にどうすることもできなかったのだろうか?
「デジタル化における商品のコモディティー化」、確かにそれは事実です。しかし世の中は常に変化するものであり、しかも、過去はその変化を自分のものとしてきた日本企業が生かせない真の理由とはなんなのだろうか?
私はこう考えます。
- 1.勇気の不足(決断力不足)
- 2.真の顧客本位の喪失(視点の方向性の変化)
- 3.日本的経営の喪失(現場の軽視)
その答えを出す一つの挑戦が、このKKテクノロジーズという会社です。
長寿命商品に込められた思い。
- ・自然環境との共生~愛する地球と子供達の未来のために~
- ・「時間」に対する限りない尊重
自然環境とごみゼロについては、KKテクノロジーズとはに書いていますので省略して、2番目の「時間」について思いの一端を述べたいと思います。
『時間』それは私たちにとって何よりも大切なもの
時代は変わりました。それに伴い、価値観も、そして価値そのものも変わりました。
- ・価値が下がったもの・・・・『もの』そして『情報』
- ・価値が上がったもの・・・・『時間』そして『安心』
100円均一のお店に行けば、なんでも手にはいる時代になりました。
インターネットでは世界中の情報が瞬時に手に入ります。
反面、この溢れる『もの』と『情報』の中で、私たちが失いつつあるものがあります。
それは、満ち足りた幸せな『時間』と、本当の『安心』そして『満足』。
「もの」と「情報」の価値が落ちている今だからこそ、与えられた時間を有意義にできるかどうか、この事が現代社会における極めて高い価値を持ち、それを真剣に大事に使おうとする人が幸せな人生を送れるのではないか、そう考えています。
その皆様の『時間』を大切にし、有意義で幸せな時間を送っていただく為のものが、この長寿命LED電球なのです。
なぜなら、今の電球は
- 設計保証、ルーメン、色温度、断熱対応などの、聞いたこともない未知の言語が、あなたの貴重な時間を奪っていないでしょうか?
- 突然の電球切れでなんとなくみすぼらしい時間を過ごすことはないでしょうか?
- 買い置きした電球を探したり、買った時の保証書を探したりして時間を使っていないでしょうか?
- 長く持つと思って買ったのにすぐに切れて、無駄な出費や交渉に時間をかけていないでしょうか?
- 高いところでの電球交換に少し怪我の怖さを覚えることはないでしょうか?
- あなたは、愛する子供に本を読み聞かせ、豊かな情緒を育み、親子の絆を深めることができるでしょう。
- スターバックスで、挽きたてのコーヒーの香りとともに、安らぎの時間を過ごせるかもしれません。
- 田舎の両親に、子供の誕生日会の写真を添えて、普段表すことの出来ない感謝の気持ちを少し添えて、直筆の手紙を書けるかもしれません。
- 明日の、大好きな彼女との初デートのコースを楽しく、ちょっと緊張して考えることもできるでしょう。
- 昇進のかかった重要な明日の会議の資料を見直すことができるかもしれません。
そして「ちょっとした時間」の積み重ねこそが、実はとても重要な意味を持つのではないか、この乱入者を排除し安心して別の大事なことに充実した時間を割いていただく事が、人生の充実さに関係するのではないだろうか?と考えてしまうのです。
私たちの超長寿命の電球にはそんなあなたへの思いが込められているのです。
たかが電球、されど電球、神さまは細部に宿る。ちょっとした時間をちょっとした出費で大事にできるかどうか、安易に流れる自分に対する最大の自戒も込めて商品を作りました。
私たちは、新しい技術を商品にすることによって、あなたにも新しい選択肢を提供いたします。
そして、この考えに則りさらに様々なサービスを提供して参る所存です。是非ご期待ください。
代表取締役
加賀谷 史央